検査中でもお手洗いに

2019年02月18日

今日は昼間少し暖かくなりましたが、朝晩まだ寒くなかなか布団からでられない日々が続いております。

さて、最近多くの方に知られるようになってきた「睡眠時無呼吸症候群:SAS(サス)」ですが、当院では簡易検査、精密検査からCPAP治療まで総合的に対応させていただいております。

多くの患者さまに検査に来ていただいたり治療に関わらせていただいている中で、患者さまに教えて頂くことも多くあります。

例えば入院の上での精密検査(精密ポリソムノグラフィ)、多くのセンサーをつけて行うやや大掛かりな検査ではありますが、当院ではコンパクトな機械を使用しており検査中でもお手洗いに歩いていくことが可能です。

睡眠時無呼吸症候群の症状のひとつに夜間頻尿、何度も目が覚めてトイレに行く、というものがありますが、頻尿の方にとって検査中のお手洗いは、とても大きな関心事ですね。また排泄に関わること、質問しづらいことであったかもしれません。トイレに歩いていける、ことが当院にて検査を受けていただく決め手となったとのことでした。

病気のこと、治療の必要性などをご説明させていただくこともとても大切ですが、具体的な検査の方法や快適性についてなど、しっかりと情報提供させていただくことの大切さを改めて教えていただきました。

睡眠時無呼吸症候群は、昼間の眠気や疲れやすさだけでなく、将来の心筋梗塞や脳梗塞につながる、積極的な検査・治療が必要な病気です。治療が必要な方が300万人以上おられると推計されていますが、実際に検査・治療が行われているのはその15%以下の方のみといわれています。より多くの方に病気を知って頂くとともに、快適に検査が受けられること、情報発信をしてまいりたいと思います。いつでも気軽にお問い合わせください。

投稿者:副院長 熊谷