ペースメーカー治療について

めまいや失神の原因となる徐脈性不整脈に対してペースメーカー治療を実施します。
具体的には洞不全症候群、房室ブロック、徐脈性心房細動などが適応疾患となります。
自覚症状や心電図所見をもとに、不整脈専門医がペースメーカー治療の適応を判断いたします。
 従来はペースメーカーを植え込むとMRI検査を受けることができませんでしたが、平成24年10月から条件付きMRI対応ペースメーカーが使用可能となりました。今後新規に植え込みが必要となる患者さんには大きな恩恵となり、当院でもMRI対応ペースメーカーの植え込みが可能です。また、現在MRIに対応していないペースメーカーの場合でも電池交換のタイミングでMRI対応システムに変更できる可能性があります。

ペースメーカー植込手術の手順

  • 左の鎖骨周辺を消毒後、局所麻酔薬を行い、鎖骨の下に皮膚切開を数cm入れます。その後、皮膚の下にペースメーカー本体を植え込むスペース(ポケット)を作成します。
  • 皮膚切開をした付近にある鎖骨下静脈からペースメーカーリード(導線)を挿入し、リード先端を右心房または右心室の適切な位置に固定します。
  • ペースメーカーリードとペースメーカー本体を接続し、ペースメーカー本体をポケットに収納します。その後、皮膚を縫合して手術は完了します。
手術時間は約1時間で、新規植込み手術の入院期間は約1週間になります。

遠隔モニタリングシステムについて

当院では、ペースメーカー患者さんに「遠隔モニタリングシステム」の導入をお勧めさせて頂いております。遠隔モニタリングシステムとは、電話回線を通じて自宅にいる患者さんのペースメーカーデータを収集し、愛北ハートクリニックからそのデータを閲覧することができる仕組みのことです。遠隔モニタリングによって、患者さんの心不全や不整脈の状態、ペースメーカーの異常などが早期発見可能となります。当院では、他院でペースメーカー手術を受けられた患者さんのペースメーカーチェックや、遠隔モニタリング導入も対応可能です。また、他院でペースメーカー植込み手術を受けられた患者さんでも当院にて電池交換の手術が可能です。
当院では、失神の原因精査にも力をいれています。失神の原因として多いのが、不整脈と自律神経の反射になります。不整脈による失神は、詳細な問診と12誘導心電図、ホルター心電図、携帯型心電図、心臓電気生理学的検査(EPS)などにて診断が可能です。不整脈の種類にもよりますが、ペースメーカー治療やカテーテルアブレーションにて失神の原因となる不整脈の治療も可能です。また、自律神経反射による失神の精査には、ヘッドアップチルト試験が有効であり、当院は施設基準の認可をうけており実施可能です。さらに各種検査においても失神の原因が不明である場合には、植込み型ループレコーダー(Implantable loop recorder; ILR)を皮下に植え込んで検査を行う場合もあります。失神だけでなく、突然目の前が暗くなる、頭がふわーっとするなどの症状でお困りの方は、お気軽に当院にご相談ください。

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