帯状疱疹ワクチンについて

2025年05月13日

ワクチンが2種類ある上に定期接種と任意接種の一部助成が混在しておりわかりにくいというお話をちらほらお伺いしますので、ワクチンについてのお知らせを記載いたします。

ワクチンには任意接種と定期接種がありまして、希望者が各自で接種を受ける任意接種と法律に基づいて市区町村が主体となって実施する定期接種があります。

帯状疱疹ワクチンも今年からこの定期接種に組み込まれました。似た取り扱いのワクチンにはインフルエンザワクチンなどがあります。定期接種は受けられる方に条件があります。対象の方は自治体から通知が届いておられると思います。

 

定期接種について

2025年度の接種対象者は今年65歳になる方(1960年4月2日~1961年4月1日生まれ)となります。

また定期接種が今年から開始されるため、経過措置として70・75・80・85・90・95・100歳となられる方も対象となります。また100歳以上の方は2025年に限り対象となります。

今後5年間かけて(2029年まで)65歳以上のかた全員に定期接種のチャンスが回ってくることになりますが、その年を逃すと来年に持ち越すことはできません。

2回接種のワクチンは2回を年度内に終えることが必要です。定期接種では生ワクチンは1回3000円で、不活化ワクチンは1回7000円で接種が受けられます。

 

任意接種と補助について

もともと帯状疱疹ワクチンは任意接種のみでしたが、接種をサポートするため任意接種に対して行政からの補助がありました。今でもその補助は継続となっており、上記定期接種に当てはまらない方のうち、

1.接種日に一宮市に住民登録がある

2.接種日に50歳以上である

3.帯状疱疹ワクチン定期接種の年齢要件に該当しない

4.過去に帯状疱疹ワクチン定期接種を完了していない

5.過去に帯状疱疹ワクチン任意接種の助成制度を利用していない

上記を満たす方にはワクチンの種類によらず5000円の補助を受けられます(2回接種のワクチンを選んでも補助は1回のみです)

当院ではどちらのワクチンも予約制となりますので、ご希望のおりには担当医もしくはスタッフまでご相談ください。

選べる2種類のワクチンとその違い