脈の日・心房細動週間のご案内
2026年03月01日
毎年恒例となりますが、日本不整脈心電学会から「脈の日」「心房細動週間」のポスターを頂きましたのでクリニック内に掲示いたしました。日本脳卒中協会と日本不整脈心電学会は、3月9日の「脈の日」から1週間を「心房細動週間」と提唱し、脳卒中・心房細動に関する正しい知識の普及を目標に掲げています。なお海外では、3人に1人が生涯のうちに重篤な不整脈を発症するリスクがあることから本日3月1日をPulse Dayとして、日本でいう「脈の日」と同様に不整脈への注意を呼びかける啓発活動が行われています。
当院の外来診療では、動悸・脈が飛ぶ・息切れを主訴に受診されて心房細動と診断される患者さんが多くお見えになります。初診時に心不全を併発している事もしばしばございます。一方で無症状ですが健康診断の心電図にて心房細動を指摘され、要精査もしくは要治療の判定で当院を受診される患者さんもお見えになります。また、最近の家庭用血圧測定器には不整脈検出機能がついていて、高血圧で通院中の患者さんからも不整脈のご相談をよく頂きます。Apple watchで心房細動が記録されましたと受診される患者さんもお見えになり、スマートウォッチの普及で心房細動の検出が身近なものになってきているのを感じます。
不整脈は主に心電図にて診断をするため、心電図を正しく判読する事が重要となります。当院は複数名の不整脈専門医、循環器専門医が在籍し、質の高い不整脈診療ができる体制となっております。また、コメディカルスタッフも心電図の勉強に熱心に取り組んでおりまして、今年の心電図検定では3名もの1級合格者があり、大変素晴らしいことで嬉しく思っております。
さて、当院のホームページ内の「不整脈の診断と治療」にも詳述しておりますが、心房細動の治療においては脳梗塞・脳卒中の予防をすることが第一であります。
当院ではガイドラインに準じて患者さんの脳梗塞リスクを評価し、血液を固まりにくくする抗凝固療法の適応を判断しています。ポスターにも記載がありますように、心房細動は脳卒中だけでなく、心不全、認知症の原因にもなると報告されています。心不全、認知症は健康寿命に大きな影響がありますので、心房細動の管理・治療はとても重要になってきます。心房細動の治療としては薬物療法とカテーテルアブレーションがあり、当院では患者さんの病状やご希望に応じて、最適な治療方針を提案させていただいております。心房細動・期外収縮・脈の乱れ・動悸・息切れでお困りの方、健診の心電図で異常を指摘されてご心配のある方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。
投稿者:院長 吉田 直樹





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