BLS

2015年11月02日

BLS、という言葉をご存知でしょうか。
Basic Life Support、日本語では一次救命処置、と表現されています。

心臓マッサージ、人工呼吸、AEDの使用。
突然の心停止で人が倒れた場合、医療や救命士の資格がない人であっても、
そこに居合わせた人であれば誰でもできる一次救命処置が突然の病魔に襲われた方の救命率、社会復帰率を高めると多くの調査で示されてきました。
BLS、は誰もが参加、習得できる世界最大にして世界共通の心肺蘇生初期対応プログラムです。

この週末、クリニックの各部署のスタッフとともにBLSのプロバイダーコースに参加してきました!

現在日本では年間6万人以上、実に10分間に1人、心臓突然死で命を落としている計算になります。
これは交通事故による死亡の15倍以上の数字です。
病気をしたことがないから、まだ若いから、大丈夫、ということはありません。
高齢者はもちろんですが、乳児、小児、青年期から働き盛りの方まで、あらゆる年齢層で起こりえることです。
あなたの大切な人が突然倒れたとき、あなたにもできることがあります。

当クリニックでは心疾患の専門施設としてBLS、蘇生教育にも力を入れています。
会社や施設、学校などへお邪魔してのBLS、蘇生講習を行わせていただくことも可能です。
講習をご希望の方・ご相談はクリニックまでご連絡下さい。

投稿者:副院長 熊谷